2006年7月22日土曜日

「天使の梯子」

気になったので、早速買ってきて読んでしまいました。

「天使の卵」は衝撃的な作品です。それゆえに、読んだ後、心にぽっかり穴が空いた状態になってしまいます。でも、その10年後のお話である「天使の梯子」は、そのときにできた心の隙間をやさしく埋めてくれる作品になっています。

10年という時間が経っても、辛い思いでの記憶は捨てきれるものではありません。思い出したくないことであっても、何かの拍子に記憶の「箱」から引き出されてしまう。生きていくために必要なのは、そういう記憶を忘れ去ることでも、乗り越えることでもなくて、ただ、新たなスタートラインに立つことなんだ、というメッセージが、この作品には込められているような気がします。

2006年7月21日金曜日

「天使の卵」 映画化

村山由佳さんの「天使の卵」は、僕が高校生のときに読んでとても衝撃を受けた作品です。

原作の解説はこちら

もう10年以上にもなるのですが、テレビドラマや映画を含めても、この作品ほど深い感銘を受けた作品は未だにありません。

不思議なことに、村山由佳さんは、この年代の男の子の心理をよく掴んでいるのです。彼女を守る正義のヒーローになりたいとか、偶然の再会に思いが止められなくなるとか、その他にも色々、心の迷いまでも的確に掴んだ心理描写があったと記憶しています。当時、僕も、主人公と同じくらいの年齢だったことや、よく絵を描いていたことも共通していたので、より一層、感情移入できたのかもしれません。

本当はもっと内容について書きたいのですが、書いてしまうと未読の人に悪いので書けません。ぜひ原作を読んでみてください。映画の方も小西真奈美というキャスティングはぴったりだと思うのですが、小説ほどの感動は生み出すのは難しいのではと、感じています。

映画化の情報ついでに、「天使の梯子」という続編も出ていることを知りました。「天使の卵」の10年後に出版、内容も、10年後とは…。読んでみたくなりました。村山由佳さんインタビュー

2006年7月3日月曜日

シカゴから帰国

シカゴから帰国しました。

滞在中は、jet lagが続いていて日中は常に眠けが断続的に襲ってくるという状態。けれど、日本に戻って来てからはすんなり適応できました。日本時間が抜けきれなかった様子。

とりあえず、覚え書き。
  • データベースの教科書に出てくるような人の話が沢山聞けた
  • アメリカ人はカフェインを気にしている
  • UNOの深鍋ピザはおいしいが食べきれない
  • 朝食はベーグル&クリームチーズばかり
  • 日程も最終日のWorkshopにまでなると、参加者が減る上、出てくる人もみんな疲労しきっている。
  • 会議に参加すると、研究の方向性の確認ができ、とても触発されます

License

Creative Commons LicenseLeo's Chronicle by Taro L. Saito is licensed under a Creative Commons Attribution-Noncommercial-Share Alike 2.1 Japan License.