先日の「ぜひ押さえておきたいコンピューターサイエンスの教科書」というエントリでは、東京大学理学部情報科学科の講義で使われていた教科書を中心に紹介しました。では、実際の授業の様子はどうなのでしょうか?
タイミングの良いことに、情報科学科のカリキュラムのパンフレットがウェブで公開されています。
東京大学理学部 情報科学科 パンフレット
かなりの力作で感動しました。なにせ今まで外向けの色気があまりにない学科だったので。。。 (苦笑)
理学部情報科学科と工学系の学科との一番の違いは、パンフレットにもありますが、コンピューターの原理や理論的背景も押さえ(ここが重要)かつ最先端の技術やモノも作り上げていくところでしょうか。そんな雰囲気を、カリキュラムや実際の講義・演習の様子、教授陣のメッセージなどから、感じ取ってもらえることと思います。
一点だけ補足。このパンフレットには普通の学科紹介でよく見かける卒業生の就職状況の話がさらっとしか書かれていません。というのも、9割近くの人が大学院の修士課程(情報理工学系研究科コンピュータ科学専攻)に進学するのですが、僕の観測範囲内で、ここを出て就職先に困ったという人に出会ったことがありません。修士1年でまったく就活してなくても、修士2年の9月頃に内定が決まる強者とか。巷の就職苦労話と比べると相当浮世離れしている感じです。これは諸先輩方の功績の賜物なのでしょう(パンフレットにも第一線で活躍されている卒業生の方々が紹介されています)
1 件のコメント:
こんにちわ,今回初めて書き込みさせて頂きます(*^_^*)♪
内容がとても斬新でいつも楽しみにブログ拝見させて頂いております。
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