久々に、論文がacceptされました。1年ぶりくらい。ただのWorkshopだけど、program committeeの面々が学会の最前線で活躍している人ばかりだし、倍率が4倍と意外に競争が厳しかったので、素直にうれしい。
この論文が通っていないと、Bioinformaticsの業績と、今の研究テーマ(XML database)を綺麗につなげられなくて、かなり苦しかったのです。収入を犠牲に研究に時間を投資しているのに、Ph. Dを取れない恐怖に怯える毎日。
子供と一緒に家にいると、プログラミングや執筆作業がまったくと言っていいほど進められないのです。だから、ひとつ仕事を論文の形にまとめるだけでも、至難の業。Joel on Softwareという本に、プログラミングを10分中断されるだけで、仕事の効率ががた落ちするという話がありますが、まさに、その状況が毎日繰り返されます。時間が取れたとしても、人間なので、気分が乗らず、仕事がはかどらないときもよくあります。 アイデアがひらめいたら、すぐ仕事にかかれるわけではないことが何よりつらいです。論文を出して落とされる以前に、論文を締切日までに書ききれない日々が続いてたのです。
博士課程は精神力との戦い。社会保障もないし、年齢はそれなりに経ているのに、いたるところで身分的には学生として低い扱いをうけます。たとえ、僕と違って、独り身で時間たっぷり研究する時間がある人でも、自己管理(motivationの維持、成果への集中)が難しいこともあるでしょう。
まだまだ、Ph. Dが取れると決まったわけではないし(というか、まだかなり危ないライン…)、状況が改善されたわけでもないのですが、俄然、次の1本を書く意欲が湧いてきました。世の中に認められるということは、motivationを維持するのにとっても重要ですね。
0 件のコメント:
コメントを投稿