2006年9月17日日曜日
子育てハッピーアドバイス
「子育てハッピーアドバイス」はいい本です。全部で3冊あるのですが、一気に読んでしまいました。
僕も、子供が言うことを聞かないとよく叱ってしまうので、どうにかならないものかと悩んでいましたが、親を楽にしてくれる本だと思います。
いい子にするには、親がしっかりしつけないといけない、とはよく言われますが、あれこれしなさいと怒る前に、大切なことってあるんですよね。子供の「甘え」を大事にするとか(甘やかしとはちょっと違うの)、子供に自分の考えてることに自信をつけさせるとか。
例えば、靴を一人で上手に履けなくて、「手伝って~」と言うときは「甘え」のサインなので、甘えさせてあげましょう。でも、親がなんでも子供のお世話をしてしまうのは、「甘やかし」。「甘え」を通じて、ちゃんと親子のやりとりをするの。
わがままを言われたときの扱いも困りますよね。お店でおやつを欲しい~とごねて泣き出したり…。あまり要求を突っぱねすぎても、子供が自分の感情を殺すようになってしまうし、なんでも認めてしまうのも、甘やかしになって、際限がなくなってしまう。
でも、こういうのに、どう対応すればいいかはやっぱり難しいんだって。 むしろ、どこまで認めていいか悩む親なら、ちゃんと子供に向き合っているから安心だとか。
あと、子供をしつけようとしてうまくいかないときは、子供ってそういうものなんだ、と、いい意味であきらめてみることも大事みたい。あれはだめ、これはだめと言ってばかりだと、子供は自分自身の評価をどんどん下げてしまうんだって。わがまま言ったり、自己主張ができるというのも、成長の証。
読んでみると、衝撃の子育て法!とかそういう類のものではなくて、納得できることばかりなんだけど、実際の自分に照らし合わせてみると、あれ、意外と実践できていないと思うところが多くて。。
あと、専業主婦(夫)って、とってもストレスが貯まる仕事なんです。まる1日、家事をしながら子供の世話をしてみるとよ~くわかりますので、仕事ばかりであまり子供やパートナーと向き合っていない方は、お試しあれ。他人の子供だと、楽しさ半分というところもあるのですが、自分の子供だと、やっぱり親が全部のトラブルに対応しないといけなかったりと、ストレスが貯まるものです。大変さを共有して、夫婦で負担を分かち合えるといいですよね。
最後のところって、本当は、夫婦だけでなくて、社会全体で共有できるといいことなんだと思っています。小さい頃、親が自分をどのように育ててくれたかなんて、意外と覚えていないものですから。だから、子供がいない人にも是非読んで欲しい本です。 子育てだけでなくて、普通の人とよりよい人間関係を築くのにも役立つと思いますよ。
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