こんな発見があったのも、今まで使っていたMikTexのYap(DVI viewer)が、最新版のものでは過去のものより処理が遅くなってしまって、版を確認するのに時間がかかるようになってしまったから。
texを書いてはdvi形式で確認していたところを、代わりにPDFを生成するようにしたら、かなり快適になりました。キー1つでtexをコンパイルして、PDFを一発表示できます。
ポイントは、
- pdflatexで、texからpdfの生成
- pdflatexはeps形式の画像ファイルを扱えないので、epstopdfを使うか、distill(角藤さん作成)でコマンドラインからAcrobat Distillerを呼び出して、eps->pdfへの変換をする
- というか、画像は最初からPDF形式で作ればいい
- eps、pdfの画像形式を両刀で使えるようにするには、\includegraphics{filename} と書けば、latexのときはfilename.epsが、pdflatexのときはfilename.pdfが読まれます。
- Acrobat Readerは、ファイルを開くとロックしてしまうので、pdfopen, pdfcloseコマンドでpdfファイルの開け閉めをする
- pdflatex, bibtex, pdflatex, pdflatexというサイクルを1度実行したら、次回は、pdflatex一回で済ませる
- これらの作業をまとめて行うMakefileを書く
- PDFを閉じる - pdflatex - PDFを開く
- 以前見ていたページに戻るために、Acrobat Readerの方で、以前表示したページを開く、という設定にする
- Emacsを使っているなら、smart-compile.elなどを活用して、makeコマンドを簡単に呼び出せるようにする。
- TexnicCenterなどを使うともっと簡単に、使用するコマンドの定義ができるでしょう。
tex file -> latex -> dvipdfm -> PDF fileという流れ(10秒以上はかかるかも)よりは、もちろん高速。2秒くらいでPDFを表示できます(数十ページの文章なら)。ただし、dvipidfmを使ったほうがコンパクトなPDFができます。
これでWISYWIG(What You See is What You Get)でないTeXの欠点が補えます。dvioutやyapは、画像の表示が遅いし、gsviewはPDFも表示できるけれど、viewew自体があまり使いやすくないのです。
長年の悩みの種がようやく解決して、とっても快適になりました。おすすめの方法です。
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