2006年8月18日金曜日

[Seattle Mariners] 1995 Refuse to Lose

NY Yankeesの松井が怪我のリハビリ中なので、今年は、イチローや城島のいるSeattle Marinersのウオッチャーをしているのですが、まぁ、とにかくここ数年のマリナーズは弱い。試合を見ていると、悲しくなってくるほど打線がつながらないので、途中で見るのを止めてしまうことが多いし、その後逆転勝ちするなんてこともありません。

投手陣が試合を崩すことが多いのですが、それでも、MLBのチームの中ではERA(Earned Run Avarage:防御率)は中堅程度。なんといっても、OBP(On base percentage:出塁率)が低すぎです。四球を好まないイチローの.375がチーム最高というのはおかしい。それを裏付けるようにチームの四球の数もMLBの中では最低クラス。イチローは常に打率が平均以上なので、OBPも高めになるのは普通なのですが、YankeesのJason Giambiとか、GiantsのBarry Bondsのように、打率が.250台と低くても、OBPが4割を超えたりする強打者もいるのです。そのタイプであるべき、Riche SexonとかAdrian Beltreがそうなっていない。

それでも2人が戦犯というわけでは決してなくて、皆、総じて得点圏での打率や出塁率が低いのです。対照的に、今年のWhite Soxは、長距離打者でなくても、得点圏で出塁率が4割超の選手が多く(井口も含む)、実際に試合を見ていても気持ちのいいことが多いです。

まぁ、Marinersより打てなくても、Oakland Athleticsのように投手陣(あるいは守備)が良く失点が少ないから勝てるというチームもあるので、チームの好不調の原因を探るのは難しいところです。

前置きが長くなりましたが、タイトルの記事によると、8月の時点で12.5ゲーム差が付いていても、Marinersは1995年に逆転地区優勝したことがあるそうです。今年のMarinersは若手選手の発掘という意味では大成功しているし、あと少し何かがかみ合えば、勝てるようになるのかも、と期待。

ただし、その条件は「あきらめないこと」。そして、「まだ、あきらめていない」という意識がチームに行き渡ること。

去年のYankeesでは、この意識がプレイからもよく伝わってきました。最終的に2位のRed Soxとはゲーム差0。直接対決の優劣でYankeesが地区優勝。1試合の重みが伝わるシーズンでした。

0 件のコメント:

License

Creative Commons LicenseLeo's Chronicle by Taro L. Saito is licensed under a Creative Commons Attribution-Noncommercial-Share Alike 2.1 Japan License.