Boot CampでMacのPCにWindowsをインストールできるというのは知っていたのですが、今日、Macを起動しつつ、仮想OSとして別パーティションにインストールされているWindowsを実行できると聞いて、早速試してみました。
使ったソフトウェアはParallels Desktop for Mac Update Beta2のベータ版 Build 3094です。
Boot Campを使ってnaitiveにWindowsを実行する場合と、Parallelsから仮想OSとしてWindowsを実行するという2種類の使い方ができると、普段はMacをベースに使い、Windowsのアプリケーションが必要なときに仮想OSを立ち上げる。どうしてもWinで速度が必要なときにはnaitiveに実行する、なんてことができると素敵です。
本当にできるのかどうか、以下は試してみた結果です。
重要なのはWindows XP SP2のアクティベーションが本当に1回で済むかどうか、です。
Build 3094以前では、2回アクティベーションが必要になったり、と結構厄介な問題があったようです。
この問題が回避されているといいのですが…。
以下実行手順です。最新のMac miniのマシンで試しました。
Macから、Boot Campユーティリティで、Windows用のドライバCDを作成。
指示に従って、Windows用のパーティションを作る。50GBを確保(OfficeとかVisual Studioくらいしか使わない予定なのでこれくらいで多分十分)。32GBを超えて設定すると、警告がでるが、後でNTFSにフォーマットして使う予定なので問題なし。
またまた指示に従って、Windows XP (SP2が組み込まれているCDでないとだめだとか。要注意)のCDを入れる。再起動されてインストールが始まる。インストールするディスクパーティションはC:を選ぶ。
「Parallelsから一度アクティベーションをしろ」、という指示があったのだけれど、どうやら使っていたWindowsのインストールCDが、MSDNサブスクリプションから届いた、無制限にインストールできるボリュームライセンスだったせいか、ネットワーク認証がなされず拍子抜け。
Windowsのセットアップが終わって起動したら、先ほど作ったドライバCDを入れてドライバのインストールが完了するのを待つ。
その後、再起動時Optionキー(Alt?)を押しっぱなしにして、Macから起動する方を選ぶ。
Parallelsを実行。仮想OSを作成するときに、customを選択して、Use Boot Campを選ぶ。メモリのサイズは、マシンに積んであるものの半分量に設定した。すると、勝手に、Windowsがウィンドウ内で起動して、起動オプションでParallels Setupという項目が選ばれ、デバイスの認識やドライバのインストールなどが始まる。そして勝手に再起動。また、Parallels Setupが選ばれ、しばらくParallels内の画面が真っ黒になってあせる。が、無事にWindowsがMac上で起動。
Mac側のインターネット接続にWindowsからブリッジが作られているので、Windows側ではネットワークの設定はいらなかった。
普通にWindowsが動いている。特に重いこともない。冷や冷やインストールしたのに、うまくいきすぎで拍子抜けです。Windowsパーティションから起動もできて普通に動いている…。
普通にOSのデュアルブート環境を構築する以上の快適さですね。
これで、Windowsで培った資産を生かしつつMacユーザーになれます。わーい。
3 件のコメント:
おお、職場のMacですか? 見たい見たい!
あ、いいですね。その組み合わせ。
やっぱり開発とかMACの方が楽そうなのでいろいろ検討中です。
書類はOfficeで書かざるを得ないので、どうしてもWindowsは必須なんですよね・・
参考にします。
> mesoさん
ええ。機会があれば是非。ご自分でも試してみてくださいな。生物系の方がマック比率高いし需要ありそう
> はらじゅんさん
rails開発にはUnix系の方がいいですよね。Cocoaアプリ開発も楽しそう。cygwinで、unixに近い環境を構築するためには、まだまだ涙ぐましい努力が必要。大学の事務書類はOfficeがないと話にならないものばかりなので困ってしまいます。
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