彼の著作との出会いは、NHK FMの青春アドベンチャー。「ジュラシック・パーク」、「スフィア」などの作品がラジオドラマで放送されていました。緊迫する展開、スリラーという言葉をそこで覚え、本屋で洋書を手にとり、英語が十分に読めないにも関わらず、ドキドキしながら先が楽しみで読み進めていった記憶があります。
(話はそれますが、青春アドベンチャーでは、谷山浩子さんの「悲しみの時計少女」、村山由佳さんの「おいしいコーヒーのいれ方」なども面白かった記憶があります。)
「ジュラシックパーク」以降の彼の著作はほとんど読んでいます。でも、まさか最近読んだ「Next」(バイオサイエンスを題材にした小説)が最後になるなんて。(今月、彼の最後の遺作として「Untitled Crichton」(タイトルが未定のままの小説)が、出版されるようですが)
映画ももちろん面白く作られてはいるのですが、彼に関しては原作の方が断然お勧めです。恐竜の怖さを強調した映画「Lost World(ロスト・ワールド)」 (ジュラシックパークの続編)も、原作を読んだときの深さや迫力に比べると、全然物足りないものです。
惜しい人を亡くしました。謹んで哀悼の意を表します。
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