2005年12月4日日曜日

Microsoft Officeから、OpenOffice2.0に

完全移行できないか確認するために、OpenOffice 2.0をいろいろ触ってみました。僕にとってMicrosoft Officeというソフトは、使う頻度はそれほど多くないものなのに、何万円もするアップグレードを買うサイクルでMicrosoftに囲い込まれてしまっていたので、いい加減うんざりしていたところです。
  • 長所
    • Microsoft Officeの基本機能(あるいはそれ以上)のことはできる
      • Word, Excel, PowerPoint, Access、数式エディタとほぼ同じことはできる
    • そこそこの互換性
      • Officeで作ったファイルも殆ど読めるし、Office用のファイルの作成もできる
      • 同様の操作感
        • Officeに慣れた人なら、すぐ使い方に慣れることができる
    • さらに、Draw(お絵かきソフト)もある
      • EPS出力もできるのでTex用の画像を作成する人にはとっても便利
    • PDF出力機能が完備
      • Acrobatを数万円出して買わなくても良くなる
    • Base(データベース)では、ODBC接続等で、sqliteをバックエンドのDBとして使える
    • 万が一、ソフトウェアが不具合で強制終了されても、復元機能がついている
    • Math(数式)は、慣れればテキスト入力だけで数式が編集できるので、マウス操作が必須の数式エディタよりはかなり使いやすい。
  • 短所
    • Impress(プレゼンテーション作成)の動作がぎこちない
      • データサイズの大きい画像を背景に使うと、プレゼンテーションをうまく表示できないことがある
      • ただ、プレゼンをPDF化してしまって、Acrobatでプレゼンすればまったく問題なかったりもする。
    • Impressのアニメーション機能はそれほど綺麗ではない
    • マニュアル、How-Toなど、日本語訳ができていない
      • 英語を読める人なら問題ないのですが…

残念ながらImpressは及第点とまではいきませんでした。質素なスライドならImpressでもいいんだけど、綺麗なプレゼンテーションを作る観点では、操作性、描画の早さなど、まだまだPowerPointの方が使いやすいです。Writer(文書作成)、Calc(表計算)は、もう少し使ってみてからブログに書きます。

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