2005年10月22日土曜日

フォトリーディング

フォトリーディングというと、写真のようにページを見て、内容を頭に焼き付けるというイメージを持っている人が多いと思うのですが、ちょっと違います。目 の周辺視野を鍛えて「10分で1冊」という速読法もありますが、それとも違う。斜め読みとも似ているけれど、本当のところは、最近はやりの右脳トレーニン グなんてまどろっこしいことなしに、すぐ始められる効率の良い読書術というのが正解。

そ れにしても、日本の出版社って、売るために「10倍速く読める」というキャッチフレーズを付けたりするのですが、原題はシンプルに 「PhotoReading」とすっきりしています。 まぁ、「世界の中心で愛を叫ぶ」なんて、タイトルの付け方だけで、ぐっと魅力的になる(著者は違うタイトルを考えていたのに、担当がこうしましょうと言っ たとか)ので、ビジネス的には仕方がないのだろうけど、能力開発系のタイトルになると品がなくて嫌いです。そんな本を読んでいると自分に能力がないみたい な気にさせられるから(^-^;;



フォ トリーディングの方法って、本を読むのが早い人は無意識のうちに使っているテクニッ クだと思います。まず、どんな内容の本なのかを軽く見ておいて、鳥瞰図ような視線の使い方で全ページにざっと目を通す。そうしておくと、ページに親しみが 湧くので、一字一句文章を追わなくても、文章中のキーとなる部分に着目しやすくなるので、通常の読み方でなくても、 ページの末尾から逆方向に読んだり、本をひっくり返して読むなんてことをしても内容がつかめるようになります。

そして、読んだ内容を記憶 に定着さ せるために、頭の中で内容を要約してみるなど、書いてあった内容について想起し、また本を見て能動的に情報を吸収するよ うにします。そうすると、一行ずつ頭の中で音読しながら読むより、本を読んだ理解したという充実感が得られます。要するに、本を一回通して読むより、繰り 返して読 む方が内容を把握しやすいのは自明なので、その繰り返して読むというフェーズの時間短縮を図る読み方が、フォトリーディング。

簡単にできるので、お試しあれ(^-^)
でも、小説は一行ずつ読む方がおもしろいですよね。


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