ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち という本を発見。興味があるので読んでみようかと。Webでも一部邦訳が公開されています。
Computer Scienceに関わる人はhacker であることが多いのですが、たとえ大きな権威のある学会で発表されている研究論文であっても、その実装コードをみると職人とは程遠いものを感じます。
僕は、研究者であるとともに、職人であることに美学を感じます。たとえ小さな町工場の一職人であったとしても、技術やノウハウを蓄え、それに磨きをかけ続けている職人には、畏敬の念を覚えるのです。
hacker という言葉は、cracker(システムに侵入・破壊するプログラマ)とは通常区別して使われ、天才プログラマに与えられる称号のようなものとなっていま す。 僕がイメージするhackerという言葉 は、まさに職人。コンピュータを取り巻く環境の変化は急速であり、匠・師匠となるような人は少ないため、現代のhackerとは、自ら成長していける人の ことだ と僕は考えます。 身の周りの情報の中から、技術のエッセンスを見出し、吸収し、己を鍛える。 いわば、世の中全てから学んでいく職業。 そして、画家のように、想像力を働かせて新しいものを生み出す仕事。 素敵です。
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