2005年10月17日月曜日

秋葉原で見るComputer Scienceとオタクの関係

一つ主張したいことがあったので、忘れないうちにメモ。

4年くらい前までの秋葉原はまさに電気の街でしたが、今ではすっかり「美少女・萌え」系の勢力が表通りの半分を占めるようにまでなってしまいました。普通の人はうかつに近寄れない街になってきています。

Computer Scienceを専攻しているというと、パソコンオタク = 秋葉原という結びつけがなされてしまいがちなのですが、少なくとも僕はPCを自作したりしないし、秋葉原に行ったとしても使いやすい入力機器(キーボー ド・トラックボール)を見るくらいです。

でも、Computer Scienceって、ハードウェア開発よりも、むしろソフトウェア開発屋さんです。ハードウェアを実際に開発するのは物理学や工学部の人の役目。 Computer Science屋さんがハードウェア開発をするとしても、新しいアーキテクチャを提案する側でしょう。

僕も、研究では ハードウェアいじりよりも、プログラミングをすることが多いのでPCパーツのお店には縁がありません。 仕事柄、毎日タイプする量が半端でないので、良いキーボード・マウス(僕はトラックボール派ですが)を使っていないと腱鞘炎気味になることが多く、必要に 迫られ て秋葉原に赴くことがほとんど。

Microsoftだって、ハードウェアも出しているけれど、やはり中心はソフトウェア開発。近 年、イン ド・中国など人件費の安い地域の企業がソフトウェ ア開発で台頭してきたために、アメリカではComputer Scinenceの人気が減り、学生が減少しています。けれど、その傾向について、ビル・ゲイツは「ソフトウェア開発ほどおもしろいことはない」と言って 学生をComputer Scienceの分野に勧誘しているのです。

そう。Computer Scienceはソフトウェアの学問なのです。

で も、パソコンオタクという言葉は、日頃、秋葉原のPCパーツショップに赴いているイメージ。ハイスペックのマシンを自作して、アプリケーション(ゲーム ソフト等)を快適に楽しむ人達のことを指すのだと思います。最近は、そのアプリケーションの幅が広がって美少女系のソフトが強くなってきただけ。けれど、 PCパーツショップが圧迫されるほどではなく、ちゃんと共存しているのです。

まぁ、結局言いたいことは、Computer Science → … → 萌え という結びつけをされるのが耐えられないだけなのかも(^-^;;

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